行政書士として障害福祉サービスの指定申請を支援し、自らも障害福祉・介護保険サービスの事業所を経営する立場から、開業・運営の実務を発信

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【無料配布】運営指導セルフ点検表(訪問介護/居宅介護・重度訪問介護)を公開しました

こんにちは、ぺーさんです。

運営指導(旧・実地指導)の通知が届くと、多くの自治体では「事前提出資料」として自己点検シートの提出を求められます。ところが、この自己点検シートは項目が多く、「どの書類をどこまでそろえておけばいいのか」が分かりにくいものです。

私自身、訪問介護と居宅介護・重度訪問介護の事業所を運営していて、実際に運営指導を受けてきました。そのときに「事前にこれを確認しておけば楽だった」と感じた内容を、Excelの点検表にまとめました。

今回、この運営指導セルフ点検表を、だれでも無料でダウンロードできるように公開しました。会員登録やメールアドレスの入力は不要です。

運営指導セルフ点検表の点検表シート(記入例)

どんな点検表なのか

自己点検シートと同じ並びで点検できる

項目の並びは、運営指導の前に自治体へ提出する自己点検シートの構成に合わせています。

  1. 事前提出書類(勤務表・重要事項説明書・契約書)
  2. BCP・感染症対策
  3. 虐待防止・身体拘束
  4. 人員・設備
  5. 契約・利用開始、計画・提供・記録、利用料・請求、運営体制、秘密保持・苦情・事故
  6. 報酬(加算・減算)
  7. 処遇改善加算

この順番で点検していけば、自己点検シートを書く前に、書類の不備を先に見つけて直しておけます。

○×を選ぶだけで、×の項目が一覧になる

各項目には「確認のポイント(根拠となる基準)」「確認する書類」「×のときの対応」を書いています。実際の書類を手元に用意して、○(できている)・×(できていない)・-(該当しない)を選んでいくだけです。

×を選んだ行は赤くなり、「結果まとめ」シートに区分ごとの集計と×の項目一覧が自動で出ます。印刷して事業所内の打ち合わせに使うこともできます。

結果まとめシート(記入例)

特に確認してほしいのは「減算につながる項目」

令和6年度の報酬改定で、次のような措置ができていないと基本報酬が減算される仕組みが入りました。

  • 虐待防止の措置(委員会・研修・担当者、訪問介護は指針も)
  • 業務継続計画(BCP)の策定
  • 身体拘束等の適正化(障害福祉)
  • 情報公表の報告(障害福祉)

どれも「委員会を開いた記録がない」「研修をしたが記録が残っていない」といった、書類の有無で判断されやすい項目です。点検表では、この部分を自己点検シートと同じ細かさ(指針に書くべき項目、研修は新規採用時にも、など)で確認できるようにしています。

おすすめの使い方

運営指導の通知が来てから慌てて確認するのではなく、年に1回、定期的に点検するのがおすすめです。たとえば4月の報酬改定や体制届のあとに点検しておくと、その年の書類の抜けを早めに見つけられます。

点検した日付のファイルを残しておけば、「いつ、何を直したか」の記録にもなります。

×がついた項目は、「×のときの対応」を参考に対応してください。指針やマニュアル、研修資料が必要な場合は、点検表の「役立つ書式」の欄から、ふくしノートの雛形・研修資料のページを開けるようにしています。

ダウンロードはこちら

どちらも、点検表(Excel)・記入例・手書き用の印刷用PDFのセットです。訪問介護と居宅介護・重度訪問介護をあわせて行っている事業所は、両方をお使いください。

運営指導でよく指摘される書類については、運営指導でよく指摘される書類不備トップ5でも詳しく解説しています。

「点検したら×が多くて、どこから手をつければいいか分からない」という場合は、行政書士として運営指導の事前チェックや書類の整備もお手伝いしています。お気軽にご相談ください。

本記事と点検表は一般的な情報提供を目的としたものです。基準の細かな扱いは自治体によって異なる場合があるため、最終的には指定権者の資料をご確認ください。